「チーズの添加物って危険なの?」ナチュラルチーズとの違いと安心して選ぶポイント

料理だけでなく、お菓子、おつまみなどでも食べられるチーズは、おとなも子どもにも人気の食材!
今は一般的なプロセスチーズから本格的なナチュラルまで、色んなチーズが手に入るようになりました、
しかし、一方では「添加物が気になる」という人もいるのではないでしょうか?
この記事では、チーズにも使われている「添加物」や、ナチュラルチーズとの違い、選ぶ時に見るべきポイントについて詳しく解説します。
目次
チーズに添加物は
入っているのか?

プロセスチーズと
ナチュラルチーズの違い
ナチュラルチーズ
チーズの中でも添加物の使用が比較的少ない「ナチュラルチーズ」は生乳と食塩、乳酸菌で発酵・熟成されます。世界で1,000種類以上あると言われる「ナチュラルチーズ」は、フレッシュタイプや、白・青カビタイプ、ウオッシュタイプ、シェーブルタイプ、セミハード・ハードタイプなどに分類されています。
中でも熟成タイプは時間が経つごとに味の変化が楽しめます。
プロセスチーズ
「ナチュラルチーズ」を乳化剤などを加えて加熱後溶かし、再び成形したもの。
加熱処理を行うため実は乳酸菌は死滅しているのです。
一方、熟成が進むことがないため保存性に優れています。

そんな身近なチーズですが
「添加物が気になる」
「身体への影響はないの?」
と気になる方もいると思います。
どんな食品にも、使用されてた添加物は商品に適切な表示が義務付けられていますが、
「どこを見て選べばいいの?」
と迷うことも。
気になる方はまず、次に挙げる「表示」をしっかりチェックしておきましょう。
【食品添加物の不使用表示関するガイドライン】

2024年4月から消費者庁より「食品添加物不使用表示に関するガイドライン」規制が厳格化されました。
「無添加」や「○○不使用」という添加物表示ガイドラインに沿ったものに変更しなければならなくなりました。
背景には、例えば食品加工時に添加物を使用していなくても、原材料には「添加物」が含まれているなどグレーな部分が多かったからなのです。
📌 スーパーでのチーズ選び
ポイントまとめ表
| チーズの種類 | 特徴 | 添加物の使用状況 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ナチュラルチーズ | 生乳・塩のみで作るものが多い | 添加物ほぼなし | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| プロセスチーズ | ナチュラルチーズを溶かし再加工 | 乳化剤・保存料使用 | ⭐⭐ |
📊 類型別まとめ表
(無添加表示の新ルール)
| 表示の種類 | 旧ルール(〜2024年3月) | 新ルール(2024年4月〜) |
|---|---|---|
| 無添加表示(個別) | 添加していない添加物を表示しなくてもOK | 「使用していない添加物名」を具体的に記載必須 |
| 無添加表示(まとめ) | 「保存料・着色料・香料 無添加」とまとめて表示OK | 個別記載が基本。まとめ表示は一部NG |
| 無添加強調表示 | 「完全無添加」「無添加食品」などの強調表示もOK | 消費者に誤認を与えない表現に限定 |
⚠️ NG例・OK例の対比表
| 表示例 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 無添加チーズ | ❌ NG | 何が無添加か不明確で誤認の恐れ |
| 保存料・着色料・香料 無添加 | ❌ NG | まとめ表示が不可。個別表示が必要 |
| 保存料無添加 | ✅ OK | 使用していない添加物を具体的に記載していて問題なし |
| 「完全無添加」「無添加食品」 | ❌ NG | 誤認表現として不可 |
食品添加物の役割
食品にも広く使用されている食品添加物は製品の保存性、風味やテクスチャー(食感等)を向上させるため広く使われています。
ただし、添加物の使い方は製品やメーカーごとに異なり、例えばナチュラルチーズとプロセスチーズではかなりの違いがあります。次の項目ではよく使用される添加物を用途別に解説していきます。
チーズに使用される
主な添加物
食品添加物を使う目的は?
- 保存性の向上: 賞味期限を延ばし、食品を長く安全に保存するため。
- 品質の安定: 食感や見た目を保ち、一貫した品質を提供するため。
- 風味の向上: 食品の味や香りを引き立てるため。
※テクスチャーとは?
食品のテクスチャーとは、食べ物を口にしたときの感触や舌触り、噛み心地を指します。例えば、滑らかさ、ザラザラ感、弾力、クリスピーさなどがあり、食べる楽しさや満足感に大きく影響します。

食品添加物を含む製品の多くは消費期限も長く安全に保存でき、食感や見た目もよく、また大量生産により低価格で流通も比較的安定的あることが最大のメリットというのがわかりますね!
では、どのような目的で使われているのでしょうか?
①保存性を高める
◎ ソルビン酸(カリウム)
カビや酵母の増殖を抑える防腐剤。特にプロセスチーズで使用。
◎安息香酸ナトリウム
細菌の繁殖を防ぐ防腐剤でソルビン酸と同様にプロセスチーズで使用。
②テクスチャーや加工性を調整する
◎リン酸塩類(ポリリン酸ナトリウムなど)
乳化を助けなめらかな食感を実現する。チーズの油分と水分が分離しにくくする。
◎カラギーナン
増粘剤や安定剤として使用され、特にチーズスプレッドやスライスチーズで滑らかな食感を保つために使用。
③見た目や風味を調整する
◎ 着色料(アナトー、カロテン)
ナチュラルな色味を強調するために使用。
◎香料
特定の風味を加えるために使用。
④ 健康志向を狙っている
◎ カルシウム添加
栄養強化の目的で追加されることがあります。
◎ プロバイオティクス
発酵食品として腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌が強化目的。
⑤その他の添加物
◎ セルロースパウダー
粉チーズやシュレッドチーズに多く使用され、固まりにくくする目的で添加される。食品由来の成分。
◎ クエン酸ナトリウム
チーズの保存性を向上させる役割を果たします。
植物由来
| 名称 | 原料 | 使用目的 |
|---|---|---|
| カラメル色素 | 砂糖・ぶどう糖・果糖・糖蜜など | 色付けや風味付け。 |
| クチナシ色素 | クチナシの果実 | 菓子や飲料の色付け |
| アルギン酸ナトリウム | 海藻 | セリーや医薬品、繊維用糊など |
| レシチン | 大豆や卵黄 | 乳化・食感をなめらかにするなど |
| ステビア | キク科の多年草ステビア・レバウディアナ | 健康志向の食品や飲料(甘さは砂糖の200倍以上) |
動物由来
| 名称 | 原料 | 使用目的 |
|---|---|---|
| ゼラチン | 牛や豚の皮や骨 | ゼリーやグミ、料理の下味に |
| カゼインナトリウム | 乳タンパク質 | 乳飲料の分離帽子や乳化剤として |
合成品
| 名称 | 原料 | 使用目的 |
|---|---|---|
| 炭酸カルシウム | 石灰石を加工した合成品由来 | カルシウム強化・食感改良 |
| アスパルテーム | アスパラギン酸とフェニルアラニン(アミノ酸) | 菓子・飲料・甘味料、医薬品など |
| ソルビン酸カリウム | ソルビン酸 | カビ・細菌などを抑える防腐剤 |
| クエン酸 | 酸味料、工業的に微生物発酵で製造 | 菓子の酸味・変色や保存性を高める。 |
| サッカリン | トルエン | 調味料・ジャム・あん類・清涼飲料水等 |
| タール色素 | 石油由来 | 菓子・ゼリー・化粧品等 |
体に与えるかもしれない影響と
避けるべきポイント

加工チーズや市販の食品には食品添加物が含まれていることが多く、特に保存料や乳化剤、着色料などが使用されています。食品添加物の役割とその安全性、そして避けるべきポイントを項目に分けて解説します。
アレルギー反応や過敏症
◎一部の添加物は、アレルギーや過敏症を引き起こす可能性がある。
一部の食品添加物が体に与える影響については議論が分かれますが、中には健康への懸念を引き起こす可能性が実証されているものもあります。
- 亜硫酸塩: ワインやドライフルーツに含まれ、喘息の悪化やアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
- 合成着色料と保存料: 一部の子供で多動性やアレルギー反応を引き起こすとの研究報告あり(※英サウサンプトン大学ジム・スティーブンスン教授への研究実証論文)
◎長期間及び毎日の大量摂取による発がん性リスクの恐れが考えられる添加物もあります。
- 亜硝酸ナトリウム: ハムやソーセージなどの加工肉に使用。体内でニトロソアミンという発がん性物質に変化する可能性があるとされ、アメリカではベビー食品への使用が禁止されている。
- 防腐剤(例: ソルビン酸カリウム): カビや細菌の増殖を抑え食品の腐敗予防に使用。他の食品との組み合わせにより発がん性が指摘されている。
安全性はどのように
担保されているの?
食品添加物は、各国の食品衛生法や規制機関(例:日本では厚生労働省や食品安全委員会)の厳しい基準をクリアしたものだけが使用されています。
具体的には以下のようなプロセスを経ています。
- 毒性試験の実施: 長期的な摂取の安全性を確認。
- 許容摂取量(ADI)の設定: 人が一生摂取しても健康に影響を与えない量を設定。
そのため、適切な範囲で摂取する分には健康に問題はないとされています。
※厚生労働省食品添加物企画基準PDFで
ご覧いただけます。
チーズを選ぶときのポイント
原材料表示を確認する
- シンプルな原材料
無添加チーズは基本的に「生乳」「塩」などシンプルな材料で作られています。「乳化剤」「保存料」「着色料」などの表示がないものを選びましょう。 - ナチュラルチーズを選ぶ
プロセスチーズは加工の過程で乳化剤などの添加物が使われることが多いため、ナチュラルチーズがおすすめです。
- ラベルを確認する: 信頼できる製品を選ぶ。
- 自然に近い食品を選ぶ: ナチュラルチーズや添加物の少ない食品を意識する。
- 加工品を減らす: 自分で調理する機会を増やし、加工品の摂取を減らす。
チーズを安心して楽しむために
食品添加物は現代の食品製造において重要な役割を果たしています。
適切な選択で影響を最小限に抑え、気になる場合は、ナチュラルチーズや手作りレシピを活用してみるのも良い方法です。

無添加チーズを選ぶ際のポイントは下記の記事に詳しく掲載。
ちなみに無添加とは、保存料、着色料、増粘剤、安定剤などの人工的な添加物を使用していない製品のこと。
健康志向やダイエット中の人は自然な人には特におすすめです。
📌ダイエットにもピッタリなチーズの選び方の記事はコチラから👇
有機認証・オーガニックも参考にする

- オーガニックマークや有機JASマークがある製品は、添加物が使用されていない可能性が高いです。また、原料となる牛乳も自然な環境で育てられた牛から得られることが多いです。
皆さんが食卓でよく使うチーズのなかに【シュレッドチーズ】があると思いますが、製品の多くはチーズがくっつかないためのセルロース(結着防止剤)が使用されていますが、よつ葉のシュレッドチーズには使用されておらず、食品添加物が気になる人も安心して使用することができます。
北海道中川郡幕別町に工房がある《チーズ工房NEEDS》は100年以上の歴史を持つ”新田牧場”に隣接していて、「自然景観保護地区」として北海道から指定された自然豊かな環境にあります。
餌となる牧草やデントコーンなど自家製飼料の栽培から行い、安全安心な牛乳作りからうまれたチーズなのです。
中でも大地のほっぺやカマンベールは十勝へ行く時には必ず買ってくるお土産のひとつ。
📌ナチュラルチーズを使ったおすすめレシピはコチラ👇
まとめ

結論!食品添加物を避けることは難しいけれど、メリットデメリットを理解し、意識的に選ぶことで健康への影響は最小限に!


